アトム市川船橋法律事務所
代表弁護士

高橋 裕樹

公開日:2025/4/1
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​依頼者の無罪を勝ち取る連続無罪判決の実績を持つ弁護士​

はじめまして、高橋裕樹と申します。​岩手県盛岡市出身で、千葉大学法経学部法学科を卒業後、2008年に弁護士登録をしました。​現在、アトム市川船橋法律事務所の代表弁護士を務めています。​刑事事件、家事事件、交通事故案件を得意としており、特に刑事事件ではこれまでに8件の無罪判決を獲得、裁判員裁判にて4連続無罪判決を獲得するなど、「令和の無罪請負人」を目指しています。​日本弁護士連合会や千葉県弁護士会で要職を務める傍ら、YouTubeチャンネル「弁護士高橋裕樹のリーガルチェックちゃんねる」にて法律解説動画を配信しています。​趣味は釣り、スノーボード、キャンプ、バスケットボールで、座右の銘は「やらずに後悔するなら、やって後悔しろ」。​依頼者の皆様の武器となり盾となり、最後まで戦い抜く覚悟です。

高橋 裕樹の強み

​私の強みは、刑事事件における豊富な経験と卓越した実績です。​特に裁判員裁判での4連続無罪判決を含め、これまでに合計8件の無罪判決を獲得してきました。​また、弁護士業は接客業であることを常に意識。交通事故や家事事件など多岐にわたる分野にも精通し、依頼者の立場に立った親身で迅速な対応を常に心がけています。​さらに、弁護士の育成にも注力し、事務所の成長と拡大を推進しています。

インタビュー

「法律は武器、信頼は盾」と語る高橋先生。人に寄り添い、依頼者のために戦う姿勢を貫いてきた彼の軌跡を辿る。コミュニケーション重視のスタンスが、どのように彼の成功を支えているのかを探る。

資格取得のきっかけと経歴

高橋弁護士が法曹の道を志したきっかけは、非常に個人的な経験に根ざしていた。学生時代、身近な人が借金問題に巻き込まれたのが原点だったという。「いわゆる過払いだったんですけど、法律に詳しい人が周りにいなかったので、バカ正直に全部返しちゃったんですよ。それで体調崩しちゃって」。そのとき、「医者と同じで、身近に一人は弁護士がいた方がいい」と強く思った。

その思いを胸に進路として法学部を選択。法律の世界の詳細はまだ理解していなかったが、「司法試験に受かれば弁護士になれるんだな」という素朴な認識のもと、法学部への進学を決意した。

弁護士としての第一歩は、千葉市内にある地域では3番目に大きな法律事務所だった。「いわゆる町弁事務所の大きい版」だと振り返るように、行政訴訟、医療訴訟、労働、刑事、離婚、相続とあらゆるジャンルに携わった。ここで得た経験は弁護士としての基盤をつくった。

その後独立し、自身の法律事務所を立ち上げて法人化。現在では6名の弁護士を抱える事務所を率いるまでに成長した。アトム法律事務所とのアライアンスもあり、刑事事件の割合が飛躍的に増えた。「他の事務所とは比較にならないほど刑事事件の案件が増えた」という。

やりがいを感じる得意分野

「得意な分野は何ですか?」と聞かれるたびに、高橋弁護士は「裁判です」と答えているという。交通事故も民事も離婚も、最終的には裁判になる。そのすべてに通底するのは、「言い分を整理し、証拠を集め、尋問して、倒す」というシンプルな戦いの構図だ。

「僕はどこかのジャンルが得意というよりは、裁判所で戦う裁判というもの自体が強い」。

その強さの源泉は、豊富な実践経験と法廷技術の研鑽にある。弁護士2年目から3年目にかけては、プレゼンテーションや尋問技術を磨く研修に参加。研鑽を続けた結果、やがて講師側にまで回ったという。「後進の育成も選択肢にあったけれど、僕は自分の仕事にコミットする道を選んだ」。戦うことに対する熱量と研鑽を惜しまない姿勢が、弁護士としての軸を形成している。

さらに「喧嘩強いやつって、柔道やっても空手やってもボクシングやっても強いわけですよ。僕は喧嘩強いですって言ってるイメージです」と続けてくれた。どんな分野でも勝ち筋を見極める力を持っている、という自負がにじむ言葉だった。

刑事事件においては、これまでに8件の無罪判決を勝ち取っている。「僕は令和の無罪請負人を目指しているんです」と笑うが、その実績は間違いなく異色だ。ジャンルに特化するのではなく、あらゆる戦いで勝つためのスキルを身につけてきた高橋弁護士は、裁判というフィールドそのものを得意領域としている。

クライアント満足の工夫

勝訴がすべてではない。高橋弁護士が特に重視しているのは、負けたときの納得度だ。「むしろ僕、大事なのは負けた時の納得とか負け方だと思うんですよ」。結果が思わしくなくとも、依頼者が「この弁護士に頼んでよかった」と感じられるかどうか。それを左右するのは、プロセスの丁寧さだ。

そのために高橋弁護士が心がけているのが、直接会って話すこと。
「電話も含めて、直接のコミュニケーションは散々するかな」と話すように、依頼者との対話を重視する。ときには東京拘置所などでの面会も含めて、時間と労力を惜しまない。誠実な説明力が問われる。

また、選択肢の提示の仕方や見通しの伝え方にも細心の注意を払っている。これらが不足すれば、たとえ善戦しても依頼者の満足にはつながらない。「僕の説明やプロセスの伝え方が良くないと、やっぱり不満になる」と語る。

高橋弁護士は、「法律に詳しいことは大前提なんだけど、弁護士って接客業なんです」と表現する。専門知識を土台に、依頼者と向き合い信頼を築く対人スキルが求められる世界なのだ。

これからの課題と目標

現在は弁護士6名を抱える事務所の代表として、高橋弁護士自身も「プレイングマネージャー」という立場にある。2月には3週間近く同じ裁判に出ずっぱりだったといい、「僕がずっと現場に出ていると、事務所のメンバーには負担をかけてしまう。そろそろ“真っ先に切り込むボス”から“支える将軍”にシフトしていかなければと思っている」と語る。

「やっぱりこれからは、研修とか教育、意見の共有、バックアップフォロー。やっぱり求められていくところだと思う」。これまで誰よりも先に切りかかっていくタイプだった高橋弁護士は、今後は組織全体の戦略と教育にも注力していきたいと話す。

目標のひとつは、無罪判決10件の達成だ。「あと2件無罪取ったら、マネジメントに振ろうかなと思ってます」と笑うが、その裏には確固たる計画と覚悟がある。また、丸の内事務所をさらに拡大したいという野望も抱えている。

また「刑事事件が多い事務所というのは、うちのカラーには合ってる」と語る一方で、「事務所が大きくなれば、いろんなジャンルの案件が来る。その時に特定のジャンルを拒まず、幅広く対応できるだけの体制と人材力を整えたい」という。高橋弁護士の構想には、弁護士個人ではなく、チームとしての強さへのこだわりがにじむ。

まとめ

高橋弁護士の原点は、近しい人の借金問題という身近で苦い体験。そこから町弁事務所での経験、独立、法人化、刑事事件への注力、そして8件の無罪獲得という実績へとつながっている。それらすべてが、裁判で勝つための糧となっている。

「僕は裁判が強いんです」という言葉には、裁判という勝負の場で結果を出してきた自負がある。柔道でもボクシングでも強い人間がいるように、どんな分野の裁判でも勝ち筋を見極めてきたのが高橋弁護士の強みだ。

一方で、依頼者との対話や納得を何より重視する姿勢は、対人力を武器とする“接客業としての弁護士”という自覚の表れともいえる。

今後は「将軍」として戦略を練り、教育とマネジメントにも力を入れていく。無罪判決10件、そして丸の内事務所のさらなる拡大へ。高橋弁護士の挑戦は、これからも続く。